植物が香りで害虫防御 放出物質を変換、京大

記事要約

害虫に葉を食べられてしまった植物が特定の香りを放出し、周りの植物はその香り物質を虫の成長を妨げる化合物に変えて虫から防御を図っていることを京都大と山口大のチームが突き止め、28日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
これまで、葉を食べられた植物の近くにある別の植物が、自らを防衛しようと反応することは知られていたが、詳しい仕組みは不明だった。チームの高林教授は「植物同士のコミュニケーションの仕組みをより明確にしていきたい」と話した。

疑問

  • 特定の香りというのはすべての植物に共通する香りなのかどうか

考え・主張

虫を殺す毒を生成するのではなく、虫の成長を妨げる物質(実質毒といえるのであろう)を生成するというのが少し驚きだった。もしかするとこれがアンチエイジングにつながるのかもしれない。

その他

特になし